2019
年
1
月
15
日モーリタニア
世界銀行グループの一員である
IFC
は、ビジネス環境の改善と起業家支援を強化するためにモーリタニア政府とアドバイザリー契約を締結することを本日発表しました。モーリタニアは、ビジネス環境改善に向けて近年非常に大きな進歩を成し遂げています。
2015
年以来モーリタニアは、世界銀行グループの主要年次報告書「ビジネス環境の現状」ランキングで
28
位に上昇し、
2016
年版では上位
10
位に入る改善国となりました。この進展にも関わらず、モーリタニアの民間セクターはほとんどが非公式(インフォーマル)なままであり、民間セクターは、法的及び規制的な枠組みで制約されています。このような制約には、脆弱な所有権、効果的な商業的審判制度の欠如、信用取引への困難、複雑な国境商取引手続きが含まれます。
今週、締結された契約に基づき、
IFC
はこれらの法規制解除を促進するため助言サービスを提供する予定です。
IFC
は特に女性と若年層が中心の零細中小企業経営者が成長できるように法規制解除を容易にすべく持続可能な起業家プログラムを企画するよう政府と協働していきます。
西・中央アフリカ担当局長の
Aliou Maiga
は次のように述べました。「これらの大規模な改革はモーリタニアにて持続可能かつダイナミックで小規模なビジネスセクターを創造することを促進し、モーリタニアの国民が自分たちのビジネスを創造し成長させることを容易にします。モーリタニアの女性を含む若者達にとって起業は実現可能な選択肢となるでしょう。そして、その過程で起業が雇用を生み出し、国の経済を前進させることを促進するものと見なされるようになると私は確信しています。」
本プロジェクトは、日本政府の支援により
2020
年まで継続される予定です。
IFCについて
世界銀行グループの一員であるIFCは、途上国の民間セクターに特化した世界最大の国際開発金融機関です。世界の2,000以上の民間企業との協働を通じて、IFCは、資金、専門知識、を駆使することで、世界の最も困難な地域において市場を拓き、機会を創るための支援を行っています。2018年度には、途上国の人々の貧困解消と繁栄の共有増進を図る民間セクターへの助力のために約230億ドルの長期融資資金を提供しました。詳細についてはウェブサイト(
www.ifc.org
)をご覧ください 。
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