シンガポール
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2017年12月28日
- Cube Highwaysは、その株式の一部を三菱商事株式会社(三菱商事)を筆頭株主とする日本企業コンソーシアム(Japan Highways International: JHI)へ譲渡する最終契約書を締結しました。今般のJHIによるCube Highwaysへの投資は、アブダビ投資庁(ADIA)による同社株式の一部取得に関する最近の発表に続き、同社のインドにおける有料道路運営会社としての先駆的な地位を象徴する動きと言えます。
Cube Highwaysは、インド国内で総延長1,700レーンキロメートル(注)(総延長400キロメートル)超の有料道路を保有・運営する独立系の有料道路運営会社です。I Squared Capitalと国際金融公社(IFC)の世界的な金融機関2社によって設立されたCube Highwaysは、その経営幹部及び技術部門の運輸交通インフラに関する豊富な経験を活用し、多様な有料道路のポートフォリオを運営しています。また、同社は、タミル・ナド州のSalem TollwaysとKumarapalyam Tollwaysの取得に関して合意したことを2017年12月20日に発表しました。
Cube Highways取締役兼I Squared Capitalパートナーである Gautam Bhandariは、本件について次のように述べています。「Cube Highwaysにとって、今回のJHIの参画は、世界レベルのインフラ投資家とのパートナーシップ強化につながります。新たなパートナーの世界トップクラスの技術力、グローバルビジネスの豊富な経験を取り込むことによって、当社の事業プラットフォームの成長を加速させることを期待しています。また、JHIの資本参加は、当社の将来性、インドの有料道路セクターの潜在成長力に対する投資家の期待を表すものでもあります。」
IFCのアジア太平洋地域インフラ・天然資源部門のヘッドである Hyun-Chan Choは次のように述べています。「JHIをCube Highwaysの新たなパートナーとして歓迎します。当社は、インドにおけるインフラ投資を長年リードしてきた投資家として、国外の投資家と共に有料道路セクターの成長に貢献できることを非常に嬉しく思っています。質の高い運輸交通インフラの整備は、インドの持続的な成長を支えるだけでなく、都市部と農村部の間の経済的格差を解消する重要な鍵となります。」
注:レーンキロメートル:複数車線区間の長さを1車線相当に換算した延長距離のこと
Cube Highwaysについて:
Cube Highways and Infrastructure Pte. Ltd.(Cube Highways)は、インドの道路・有料道路、その他のインフラに投資を行うシンガポール拠点の企業です。経営幹部及び技術部門の運輸交通インフラに関する豊富な経験を活用する独立系企業で、I Squared CapitalとIFCというグローバル金融機関2社によって設立されました。詳細については同社ウェブサイト(
www.cubehighways.com
)をご覧ください。
I Squared Capitalについて
: I Squared Capitalは、アメリカ大陸、欧州、その他の高成長地域においてエネルギー、公共インフラ、通信、運輸交通に特化したグローバルな独立系インフラ投資運用会社です。同社は、ニューヨーク、ヒューストン、ロンドン、ニューデリー、香港、シンガポールにオフィスを有しています。
IFCについて:
世界銀行グループの一員であるIFCは、途上国の民間セクターに特化した世界最大の国際開発金融機関です。世界の2,000以上の民間企業との協働を通じて、IFCは、資金、専門知識、影響力を駆使することで、世界の最も困難な地域において市場を拓き、機会を創るための支援を行っています。2017年度には、途上国の人々の生活向上と世界でも緊急な開発課題への取り組みにおいて約193億ドルの資金を提供しました。詳細についてはウェブサイト(
www.ifc.org
)をご覧ください。