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新興市場におけるインクルーシブ・ビジネスを支援するため 初の『インクルーシブ・ビジネス・ボンド』を発行・販売

ワシントン DC /東京、 2014 10 29 --ワシントン DC 世界銀行グループの一機関である IFC (国際金融公社)は、 IFC がインクルーシブ・ビジネス・モデルと呼んでいる経済ピラミッドの下層部( Base of the Economic Pyramid )で生活する BOP 層の人々に、商品・サービス、経済的な機会を提供するビジネスを支援するため、初めての『 45 億人のビジネスを支援する インクルーシブ・ビジネス・ボンド』を発行しました。
今回の発行により 2 6,000 万ブラジル・レアル(約 112 億円相当)の資金を調達しました。この資金は、途上国の低所得者層をバリューチェーンに組み込み、すそ野の広い経済成長を可能にするような取り組みを積極的に行っている企業に投資するために使われます。
『インクルーシブ・ビジネス・ボンド』は日本の個人投資家および法人投資家に大和証券株式会社を通じて販売され、申込期間内に完売しました。また、 IFC は本債券の発行に先立って 10 15 日(水)、大和証券本店ビルにてインクルーシブ・ビジネスに関するセミナーを開催しました。
世界には 45 億人の人々が BOP 層として存在し、一日あたり 8 米ドル未満で生活しています。その中には、種子や肥料を購入する小規模農家や食料品を市街のキオスクで購入する貧困地域に居住する人々が含まれます。彼らはしばしば経済的主体として見落とされていますが、実際には途上国におけるインクルーシブ(包括的)な成長のための重要な要素です。 BOP 層として暮らす人々の経済活動を合計すると、年間 5 兆米ドルの支出が生み出されます。
IFC の財務担当副総裁であるジンドン・フア( Jingdong Hua )は次のように述べています。「グローバルそして地元企業は、ますます社会経済的に最も貧しいグループに属する人々の持つ潜在的市場に注目し始めており、それらの企業は貧しい人々に手頃な価格および品質の商品・サービスを持続可能に提供するためのソリューションを探しています。 IFC の『インクルーシブ・ビジネス・ボンド』は、これらのビジネスを支援し、投資家が BOP 層の人々のために収益性のあるソリューション、機会、雇用創出を助けることを可能にする新しい投資機会を提供するものです。」
インクルーシブ・ビジネス・モデルは BOP 層を生産者、消費者、小売業者、あるいは流通業者としてバリューチェーンに組み込みながら、ビジネスとして成立する事業モデルです。 IFC はインクルーシブ・ビジネスにおける主導的投資家です。 2005 年以来、 IFC 110 億米ドルを投じ、 90 ヵ国、 400 社を超えるビジネスを支援し、農家、学生、患者、公共事業サービス利用者、小規模借入人を含む多くの人々をビジネスの担い手としてバリューチェーンに組み込むことで、彼らの生活に影響を与えてきました。これらの投資は途上国の人々の生活水準を改善し、繁栄の共有を促進、世界の低所得コミュニティーにおける持続的開発の成果をあげてきました。
『インクルーシブ・ビジネス・ボンド』の概要
発行体
国際金融公社( IFC
通貨
ブラジル・レアル(円貨売買型)
期間
4
利率(税引前)
8.62
発行金額
260,000,000 レアル
販売単位
20,000 レアル以上、 10,000 レアル単位
売出期間
2014 10 21 日~ 2014 10 27
受渡日
2014 10 30
償還日
2018 10 25
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IFC について
世界銀行グループの一機関である IFC は、開発途上国の民間セクターへの支援に特化した世界最大規模の国際開発機関です。世界約 100 ヵ国の民間企業との協力を通じて、 IFC は、資金、専門知識、影響力を行使することで、極度の貧困を撲滅し、繁栄の共有を促進できるようにするための支援を行っています。 2014 年度には、開発途上国の人々の生活向上と世界における緊急の開発課題へ取り組むため 220 億ドル以上の資金を提供しました。詳細については、ウェブサイト( www.ifc.org )をご覧下さい。
大和証券グループについて
大和証券グループは、 1902 年創業の日本を代表する独立系総合証券グループです。グローバルなネットワークにより、世界中の顧客に対し資産形成や企業活動の支援といった金融サービスを提供し、社会及び経済の発展に貢献しています。主要な事業は、エクイティ、債券、投資信託、デリバティブおよびその他金融商品の開発・提供、エクイティ・債券等の引受業務、 M&A をはじめとするアドバイザリー業務に加え、アセットマネジメント業務や投資業務、システム関連業務です。また、 2011 年には銀行業に参入。 2012 4 月には、個人向け証券業務を行う「大和証券」と法人向け証券業務を行う「大和証券キャピタル・マーケッツ」を統合しました。
大和証券グループの営業拠点は、日本をはじめ、米国、欧州、およびアジア・オセアニア地域に広がっています。世界中に約 14,000 人の従業員を抱え、顧客からの預り資産残高は約 50.5 兆円となります。(数字は全て 2014 6 月末現在)