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IFCがカンボジアで農村地域の企業や農業関連事業に対する投融資の拡大を支援

プノンペン、カンボジア、 2015 4 2 - 世界銀行グループの一機関である IFC は、世界農業食糧安全保障プログラム( Global Agriculture and Food Security Program 、以下 GAFSP )と共に、主に農業セクターにおける農村地域の事業者や小規模事業者に対する資金の提供を促進するために、アクレダ銀行( ACLEDA Bank Plc. )に対して最大 1 1,000 万米ドルの資金を協調融資を通じて提供しています。 IFC からの融資により、アクレダ銀行は 2019 年までに約 6 万の農業関連企業に対して 2 5,000 万米ドル超の融資を行うことを計画しています。
本融資パッケージに含まれる資金は、 IFC の自己勘定による 4,000 万米ドル、 GAFSP の民間部門( GAFSP はドナーが資金を拠出するプログラム)からの 2,000 万米ドル、日本の三井住友銀行シンガポール支店からの IFC の協調融資プログラムを通じた 3,000 万米ドル、 IFC の共同貸付ポートフォリオ・プログラム( IFC の協調融資の新しいプラットフォームで、機関投資家が IFC の将来の融資ポートフォリオに受動的に参加することが可能)からの 2,000 万米ドルを含みます。
本長期融資は、カンボジアにおいて最大の資産を有するアクレダ銀行が、主に農業関連事業に対して貸付を増やすことに寄与します。国内の中小企業の 3 分の 1 が農業関連の事業を行っており、これらの中小企業が必要とする資金は、中小企業全体の資金需要の約半分に達します。農業セクターに対する貸付は、カンボジアの銀行による融資ポートフォリオ総額のわずか 9.7% にとどまっています。
アクレダ銀行の頭取兼グループ・マネージング・ディレクターである In Channy 氏は次のように述べました。「マイクロファイナンスや小規模事業者に対する融資の拡大は、アクレダ銀行の成長及び事業拡大に係る戦略の柱です。グローバルな金融機関からの資金動員を通じたIFCの支援により、我々の戦略を実現するために必要な長期的な資金が調達できました。」
2000 年に IFC が初めてアクレダ銀行に出資をして以来、アクレダ銀行は IFC の長年の顧客です。IFCとのパートナーシップを通じて、アクレダ銀行はカンボジア国内で 30 万を超える最も貧しい人々にサービスを提供し、メコン地域全体でマイクロ・ビジネスや小規模事業者を支援することを実現してきました。
IFC の東アジア・太平洋地域、金融機関グループ担当マネジャーの Adel Meer は次のように述べています。「 IFC は、アクレダ銀行の強固なビジョンと、中小企業や個人に対する資金提供に係るコミットメントを共有しています。融通のきく長期資金へのアクセスは、農業関連事業における雇用を増やし、輸出による収入を増加させ、カンボジアの人々の食糧安全保障を強化することに貢献します。」
2014 年、 IFC は農業関連バリューチェーンに対して世界各地で 40 億米ドルの投融資を行いました。 IFC の農業関連事業に関する戦略は、農業関連のサプライチェーンにおける包括的な成長や環境及び社会の持続可能性を促進することを目的としています。
GAFSP の民間部門のドナー・パートナーは、カナダ、日本、オランダ、イギリス及びアメリカ合衆国です。ドナーからの資金は、食糧安全保障の促進や貧困の削減につながる可能性のあるリスクの高いプロジェクトに対して IFC が投融資を行うことを可能にしています。
IFC について
世界銀行グループの一機関である IFC は、途上国の民間セクターへの支援に特化した世界最大規模の国際金融機関です。世界約 100 か国の民間企業との協業を通じて、 IFC は、資金、専門知識、影響力を行使することで、極度の貧困を撲滅し、繁栄の共有を促進できるようにするための支援を行っています。 2014 年度には、途上国の人々の生活向上と世界でも緊急な開発課題への取り組みにおいて 220 億ドル以上の資金を提供しました。詳細についてはウェブサイト( www.ifc.org )をご覧ください。
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世界農業食糧安全保障プログラムについて
世界農業食糧安全保障プログラム( GAFSP )は、飢餓や貧困に苦しむ脆弱な人々を支援するためのグローバルな取り組みです。緊急支援や復旧支援を終えた地域を対象にしており、貧しい国々の農業及び食糧安全保障において持続的な改革をもらたすことを目的としています。 2009 7 月、ラクイラ・サミットで G8 がコミットメントを発表、同年 9 月のピッツバーグにおける G20 サミットでこれが再確認され、 2010 4 月、 GAFSP が設立されました。 IFC GAFSP の民間部門を運営し、 IBRD が公共部門を運営しています。詳細についてはウェブサイト( www.gafspfund.org )をご覧ください。
アクレダ銀行について
アクレダ銀行はカンボジア国内に 255 支店と営業所 を有するほか、ラオス国内に 41 の支店と営業所、ミャンマー国内に 6 つの支店と営業所があり、 2015 2 月末現在の総資産は 32 3,000 万米ドルに上ります。現在、アクレダ銀行は 4 つの子会社( ACLEDA Bank Lao Ltd. , ACLEDA Securities Plc. , ACLEDA Training Center Ltd. , ACLEDA MFI Myanmar Co., Ltd. )を保有し、さらに新規の子会社である ACLEDA Properties Ltd. を近く設立する予定です。アクレダ銀行は、 ASEAN 地域及び潜在力のあるメコン川流域の全ての国々に対して、戦略的に業務を拡大しています。詳細についてはウェブサイト( www.acledabank.com.kh )をご覧ください。