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IFCと世界農業食糧安全保障プログラムがネッドバンク銀行と協力 - リベリアにおける米の輸入を支援

ワシントン DC 2015 4 7 - 世界銀行グループの一機関である IFC は、世界農業食糧安全保障プログラム( Global Agriculture and Food Security Program 、以下 GAFSP )の民間部門と共に、ネッドバンク銀行( Nedbank )の 5,000 万米ドルのファシリティを支援することを本日発表しました。本ファシリティを通じて、サブサハラ・アフリカのコモディティ取引業者を支援し、農産物の輸入や換金作物の輸出を促進します。
本ファシリティは、 IFC のグローバル・ウェアハウス・ファイナンス・プログラム( Global Warehouse Finance Program 、以下 GWFP )を通じて署名され、初回は、エボラ出血熱の流行により多大な影響を受けたリベリアにおいて、米輸入業者に対して資金を提供する予定です。国境閉鎖や航空機での移動に対する制限により経済が苦境にあるリベリアでは、食糧安全保障はきわめて重要です。本ファシリティを通じて、 IFC GAFSP は、ネッドバンク銀行のリスクを軽減し、コモディティの備蓄を担保とした農業セクターへの貸付を促進します。ネットバンク銀行は、リベリアの米輸入業者に対する貸付を通じて、同国に食糧が遅延なく納入されることを確実にします。
ネッドバンク・キャピタル社のグローバル・コモディティ・ファイナンス部門のヘッドである Sekete Mokgehle 氏は次のように述べました。「我々は、 IFC と協力し、コモディティ・ファイナンスにおける専門性を生かして、サブサハラ・アフリカの国々で活発な貿易を維持していきます。ネッドバンク銀行は、この地域のコモディティ取引業者を対象とする業務を拡大するにあたり、本日 IFC と新たな協業を開始できることを喜ばしく思っております。」
IFC の製造業・農業関連事業・サービス業、サブサハラ・アフリカ地域担当ヘッドの German Vegarra は次のように述べています。「民間セクターは、エボラ出血熱の経済への影響を抑えるにあたり重要な役割を担っています。ネッドバンク銀行との協力により、 IFC GAFSP はリベリアにおけるコモディティ取引を支援し、同国の経済活動の維持や食糧安全保障の強化に貢献します。」
GAFSP の民間部門のドナー・パートナーは、カナダ、日本、オランダ、イギリス及びアメリカ合衆国です。ドナーからの資金は、食糧安全保障の促進や貧困の削減につながる可能性のあるリスクの高いプロジェクトに対して IFC が投融資を行うことを可能にしています。
オランダ外務省、食糧・栄養安全保障担当ヘッドの Marcel Beukeboom 氏は、次のように述べています。「 IFC は、 GAFSP を通じたアメリカ合衆国、カナダ及びオランダからの支援と共同で、本ファシリティに資金を提供しています。食糧安全保障は貿易と投資にかかっています。リベリアの米輸入業者に対する IFC GAFSP による支援は、食糧供給と経済活動をより長期にわたって安定させることに貢献しています。今、この地域に対する投資はとても重要であり、さらなる投資が後に続くことを願っています。」
世界銀行グループは、エボラ出血熱の流行で最も影響を受けた 3 か国に対して 10 億米ドルの資金を動員しています。このうち、 5 1,800 万米ドルは緊急対応費用でした。本資金により、ギニア、リベリア、シエラレオネを支援し、処置や保護の提供、感染拡大の抑制や予防、地域社会がこの危機による経済への影響に対処するための支援、および公衆衛生システムの改善に貢献しています。 IFC は、ギニア、リベリア、シエラレオネにおける貿易、投資及び雇用を促進するため、商業的な投融資に対して 4 5,000 万米ドル以上を拠出する予定です。世界銀行グループのエボラ出血熱への対応に関する詳細についてはウェブサイト( www.worldbank.org/ebola )をご覧ください。
IFC について
世界銀行グループの一機関である IFC は、途上国の民間セクターへの支援に特化した世界最大規模の国際金融機関です。世界約 100 か国の民間企業との協業を通じて、 IFC は、資金、専門知識、影響力を行使することで、極度の貧困を撲滅し、繁栄の共有を促進できるようにするための支援を行っています。 2014 年度には、途上国の人々の生活向上と世界でも緊急な開発課題への取り組みにおいて 220 億ドル以上の資金を提供しました。詳細についてはウェブサイト( www.ifc.org )をご覧ください。
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ネッドバンク銀行について
ネッドバンク銀行は、本ファシリティにグローバル・コモディティ・ファイナンス( GCF )事業部門を通じて参加しています。 GCF チームは、原材料の買取から生産および消費まで、コモディティ・ファイナンスの全ての事業を対象としています。本事業は、主にアフリカにおけるコモディティ取引に対して資金を提供しており、エネルギーや金属と共に、農作物に注力しています。商品取引所で取引されるコモディティのバリューチェーンにおける借手が必要とする運転資金に係る融資を行っています。ネッドバンク銀行の資金提供サービスには、プレ・エクスポート・ファイナンス、担保の評価額に応じた融資、担保物件の管理契約、与信、決済代行、信用状の買取、信用状の承諾や割引及び個別のソリューションの提供があります。詳細についてはウェブサイト( www.capital.nedbank.co.za )をご覧ください。
IFC Global Warehouse Finance Program について
2010 年に創設された IFC Global Warehouse Finance Program GWFP )は、生産物を活用して農家や農業関連事業者が運転資金の調達をを拡大することを目的としています。本プログラムは、農業セクターへの支援のため、倉荷証券または在庫に基づく他の資金調達スキームの枠組に基づき、銀行に対して流動性またはリスク保証を提供しています。本プログラムを通じて、生産者や取引業者に対して輸出前に短期融資の形で資金を提供します。現在までに、 IFC は、コモディティ・ファイナンスの取引に対して、 51 億米ドルの資金を 20 を超える国々において提供してきました。本プログラムは、全地域の新興国において最大で 24 1,000 の農家に対してサービスを拡大し、 2017 年までに 1,500 万人の食糧確保に貢献する予定です。
世界農業食糧安全保障プログラム( GAFSP )について
GAFSP は多国間の機構であり、国家主導の投資計画を支援することを目的として国際社会が定めた誓約の執行を促進しています。 GAFSP の民間部門は、触媒的な役割を担い、途上国において、民間セクターの投資プロジェクトに対する支援や持続可能な農業の促進に寄与しています。 GAFSP は、中小企業や小規模農家の所得の増加を目的としており、資金へのアクセスの改善や農業におけるリスクの軽減に貢献する持続可能なサービスを提供しています。 GAFSP は、オランダ、カナダ、日本、イギリス(英国国際開発省)及びアメリカ合衆国の 5 か国のドナーから拠出された資金により運営されています。