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IFCの専務理事兼上級副総裁にマクタール・ディオップを任命

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ワシントン、2021年2月18日-世界銀行グループのデビッド・マルパス総裁は本日、世界銀行グループの一機関である国際金融公社(IFC)を率いる専務理事兼上級副総裁としてマクタール・ディオップを任命したことを発表しました。IFCは、発展途上国の民間セクターの成長促進を通じて、経済発展を促し、途上国に暮らす人々の生活水準の向上を支援しています。

「マクタール・ディオップは、開発と金融における長い経験と、公共セクターと民間セクターの両方の側面で、途上国において精力的なリーダーシップを発揮し、尽力してきたという実績がある」とマルパス総裁は述べています。「マクタールはIFCにおいて、世界銀行グループが世界的な危機への迅速な対応を継続し、環境に配慮した強靭かつ包摂的な経済回復を実現するべく、力を発揮してくれるであろう。私たちは、新たな投資を呼び込み、雇用を創出し、電力や物流・交通の低炭素化、きれいな水やインフラ、デジタル・サービスなどの拡大を図るための事業環境と活気あるビジネス、そして貧困削減と繁栄の共有という使命達成に向けての鍵となる幅広い開発の成功を必要としている。」

ディオップ氏が担う主な任務は、能動的に市場を創出し、大規模な民間資本を動員するというIFCの3.0戦略の深化と活性化です。気候変動やジェンダーに関する投資の増加や、脆弱性、紛争や暴力の問題に直面している国々への支援など、IFC増資の際の政策コミットメントを実現することにあります。彼はまた、被援助国での開発成果を高めるために世界銀行グループの取組みを加速させる中、IFC、世界銀行、MIGAの連携の強化を図ります。IFC 3.0戦略は、民間セクターの解決策と投資機会に必要な条件を整えるために、プロジェクト開発サイクルの早期の段階で関与を深めるなど川上段階での関与を拡大することで、市場を創出し、民間資本を動員できるよう支援することを目指しています。また、最貧国及び最脆弱国においてIFCの開発支援によるインパクト拡大を目指しており、年間の自己勘定投資額を3倍以上にすることを目標にしています。

セネガル国籍で同国の元経済財務大臣を務めたディオップ氏は現在、世界銀行のインフラ担当副総裁を務めており、包摂的かつ持続可能な成長をサポートする途上国及び新興国での効果的なインフラ構築に向けた世界銀行のグローバルな取組みを主導しています。この役割において、ディオップ氏は、エネルギー及び運輸部門における世界銀行の主要な業務、デジタル開発、及び官民連携によるより質の高いインフラ・サービスを地域コミュニティに提供する取組みを所管しています。

これまでに、ディオップ氏は世界銀行のアフリカ地域担当副総裁を6年間務め、アフリカでの大幅な業務拡大と700億ドルに及ぶ記録的なコミットメントを実現しました。アフリカ及びグローバルな持続可能な開発の熱心な提唱者であるディオップ氏は、より安価な持続可能エネルギーへのアクセスを増やし、イノベーションとテクノロジーの活用を促す環境の推進に向けた取組みを主導しました。

ディオップ氏は、ブラジルそしてケニア、エリトリア、ソマリアの3国の世界銀行カントリー・ディレクターとしての任を務めました。同氏は官民双方の人脈を持ち、銀行セクターにおいてキャリアをスタートしてから、セネガルの経済財務大臣としての地位にあった時も含め、民間セクター支援のための構造改革を主導した経験があります。ディオップ氏は、国際通貨基金でエコノミストとしての勤務経験もあります。また、ラテンアメリカ及びカリブ海地域の金融、民間セクター及びインフラ担当の世界銀行ディレクターも務めています。

開発分野のオピニオン・リーダーの一人でもあるディオップ氏は、世界で最も影響力のある100人のアフリカ人の一人にも選出されています。 2015年、彼はカリフォルニア州立大学バークレー校から権威あるリージェント・レクチャーシップ・アワードを受賞しました。彼は経済学と金融において上級学位を有しています。​

本人事は、2021年3月1日に発効します。